研究のねらい
第3期科学技術基本計画の重点推進4分野のひとつであるナノテクノロジー・材料の成果を、次期科学技術基本計画の1つであるライフイノベーションへ発展させ、新たな融合領域を多様な局面で切り開くことは必須の課題です。
私たちは蓄積してきた各メンバーの技術を融合させ、量子力学的な物理現象の探求からバイオ分野への応用を目指します。
具体的な目標
- イオン化支援機能を持つ微粒子の開発により、質量分析において高解像度で低分子から高分子まで幅広い領域での分析を可能にし、検体の飛躍的な分析が期待できる。
- ナノサイズの粒子により視覚情報を失わずに高解像度の分子イメージングが可能
- イオン化支援能の起因とメカニズムを解明のための手法探索
- ナノサイズにおける電気磁気効果の解明
- iPSなどの幹細胞の分化形成における分子イメージング
- ナノマテリアル加工と細胞信号増幅などの技術の組み合わせによる工程制御
- 再生医療や疾病の分化療法におけるマーカー情報の確立